「親愛なるX」第9話「偽りの終焉」〈ネタバレあり〉すべてを失っても

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あらすじ

ペク・アジン(キム・ユジョン)の“真実の告白”は社会を揺るがした。
しかしその直後、ネット上では再編集された映像が拡散し、
彼女の言葉は「自己保身の嘘」として非難される。

ユン・ジュンソ(キム・ヨンデ)は、
映像が巧妙に編集されていることに気づき、
真相を追う中で“ある放送局スタッフ”の存在にたどり着く。

一方アジンは、全てを失った状態で記者たちから逃げるように姿を消す。


ネタバレ解説

アジンが姿を隠したのは、かつてデビューを夢見て過ごした郊外の小劇場。
彼女は、そこで再び舞台に立つ練習を始める。
「もう誰のためでもない、自分のために演じたい」――
その言葉に、これまでの虚構に生きた彼女の覚悟が見える。

一方ジュンソは、放送局の情報システムにアクセスし、
匿名メッセージの発信元が“放送プロデューサーのID”であることを突き止める。
その人物はアジンの元恋人であり、
過去の事件を利用してアジンを社会的に抹殺しようとしていた。

「真実を知っているのに、沈黙を選んだのは僕だ」

ジュンソの苦悩が、ついに限界を迎える。


印象的なシーン

  • 廃劇場での独白
     埃だらけの舞台で、アジンが自分の過去と向き合うモノローグ。
     照明一つの中での演技が圧巻。
  • ジュンソの発見
     暗い編集室で匿名アカウントの正体を知る瞬間。
     静かなBGMの中で「嘘を作ったのは、真実を恐れた人間たちだ」と呟く。

考察・伏線

  • “元恋人”が黒幕として登場したことで、物語は完全に真実編へ突入。
  • アジンが小劇場に戻ったのは、“再生”と“贖罪”を象徴している。
  • タイトル「偽りの終焉」は、社会的な嘘ではなく、
     アジン自身の“心の偽り”が終わったことを意味する。

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第9話まとめ

第9話は、アジンが過去と決別するターニングポイント。
彼女は失ったすべての中で“本当の自分”を取り戻していく。
そして、ジュンソが真実に辿り着くことで、
最終章への扉が静かに開かれる。


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