【カン・ドンウォン × チョン・ジヒョン】「北極星」第6話〈沈黙の証人〉ネタバレあり｜どこで見れる？

第6話のあらすじ

💡 第6話のテーマは「語られない真実」。
ムンジュ（チョン・ジヒョン）は、過去の“北極星計画”に関する極秘証言者が現れたと知らされる。
その人物はかつてサンホ（カン・ドンウォン）と同じ作戦に参加していた諜報員——。

しかし、証言を前にその男は失踪。
残された映像には「沈黙こそが生存の条件だ」というメッセージだけが残っていた。

サンホは、ムンジュを守るため再び影の中に身を置く決意をする。

「真実を語ることが勇気なら、沈黙を貫くこともまた覚悟だ。」
—— ペク・サンホ

第6話はシリーズの中でも最も静かな緊張感に満ちたエピソード。
言葉がほとんどないのに、映像と表情だけで物語が進む。

チョン・ジヒョンの「目の演技」と、カン・ドンウォンの「背中の演技」。
この二人の存在感だけで空気が変わるほどの密度。

特に、夜の橋の上でムンジュが“沈黙の証人”に会う場面。
息をひそめたような演出が圧巻で、韓国ドラマの映像演出の高さを実感できる。

出典：youtube

タイトル「沈黙の証人」は、
“真実を語らないことこそが、真実を守る方法”という皮肉な意味を持つ。

サンホは過去を語らない。
それは臆病だからではなく、語ることで誰かを再び傷つけると知っているから。

ムンジュは「真実を暴く」立場でありながら、
沈黙を選ぶ者の痛みを初めて理解する。

この回を境に、物語の主軸は“正義”から“赦し”へと静かに移行していく。

放送局：Disney+（スター）
話数：全10話
放送日：2025年10月15日
ジャンル：政治サスペンス × ロマンス

第6話〈沈黙の証人〉は、“声なき真実”を描いた名回。
派手な展開がないぶん、登場人物の表情や沈黙が深く刺さる。

真実を語る勇気よりも、沈黙を選ぶ覚悟。
その対比が、作品全体のテーマをより重厚にしている。

カン・ドンウォンとチョン・ジヒョンの繊細な芝居が、
“静の演技”の真髄を見せた回だった。